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JBL JRX115 改造

Part3

[Part1]  [Part2]  [音階と周波数]  [JRX115改で聴くクラシック音楽]  [私のPCオーディオおもちゃ箱]  [江州音頭とPA]

 

[JBL JRX115 改造 Part3]

2009.04.06 JRX115改 最後の仕上げ
2009.09.19 アクティブ・サブウーハー追加
2009.12.07 JRX115改 忘年会で PAデビュー
2010.07.27 チャイムコードをスピーカーコードに変更
2013.10.08 私のオーディオ環境/現在の姿
2017.01.02 31Band GEQ の導入

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JRX115改 最後の仕上げ

作成:2009年04月06日

60歳定年後、再就職して約2年、さすがにこの不況には抗うこともできず、この3月末で仕事がなくなりました。時間はたっぷりあるし、やりたいこともいろいろあるし、ないのはお金だけです。JRX115 の改造は昨年末で終わったのですが、最後の仕上げとして時間ができればやりたいと思っていたことがいくつかありました。

吸音材の充填とフロントバッフルの補強、そして鬼目ナットを使ったボルト締めによるウーハー取り付けの補強とバスレフダクトの固定。目的は中低音域の改善です。どうもチェロの低音域がすこし膨らんでいるような気がしています。その原因が箱の共鳴、フロントバッフルの共振、ウーハーの共振、バスレフダクトの共振、などにあるのではないかと気になっていました。これらの対策を全部やってみたら少しはこの音域をおとなしくできるかもしれないと考えたしだいです。

吸音材の充填

まずは、吸音材の作成です。なるだけ簡便で身近にある材料ということで、使い古しの毛布を使うことにしました。スピーカー1本あたり毛布の半分を使います。毛布を横方向に幅25cmほどで裁断して、短冊状ピースを4本とります。これを針と糸で15cmおきくらいに交互に両サイドをかがれば、空間率のおおきな吸音材が出来上がりです。これを4本、仮でウーハーの後方に折って積み重ねてみました。ウーハーの半分より少し高いくらいの位置まで吸音材が積み上がります。実際には、吸音材を入れるのは一番最後、ハンドル穴にバスレフダクトを取り付ける前に、ハンドル穴から入れます。箱に接着する必要もなくただ中に入れて積み上げるだけですからすごく簡単ですね。

吸音材なしで、ウーハーの穴から頭を中にいれて声を出してみると驚くほど声が共鳴します。やっぱりこの箱は共鳴するように設計されているのかもしれません。ということで、ひょっとすると吸音材の充填が一番効果的なのかもしれません。

JRX115写真15    JRX115写真19

フロントバッフルの補強

あり合わせの12mm厚板材を 45mm x 405mm にカットし、フロントバッフルのツイーターとウーハーの中間付近にモクネジでしっかり中から接合します。モクネジはウーハー取り付けに使っていたもの8本をそのまま流用しました(両端に各2本、中央2箇所に各2本)。補強板にドリルで3mmの下穴を開けておいて、ドリルでねじ込むのが楽です。どれくらいの補強効果があるかは判りませんが、内側からバッフル板を叩くとすこし高い音に変わっていたので、多少の効果がありそうです。

ボルト締めによるウーハー取り付け

ウーハーの取り付けは、モクネジ締めよりもボルト締めにした方が低音のしまりが良くなるようなので、やってみました。内側のナットには、M5サイズのB型鬼目ナットを使用します。M5のボルトの頭は六角穴のもので、サイズがちょうどモクネジと同じです。M4ではフレームの穴に比べてボルトの頭が小さいかもしれません。M6では、ボルトの頭が大きすぎるのと、バッフル側の取り付け穴が大きくなるため、内側の代が小さ過ぎて割れてしまうかもしれません。M5がベストです。また鬼目ナットはA型やD型、E型などもありますが、B型を内側から取り付ける方法が、バッフル板の強度を活かして強く締めつけできるように思います。

まずは、バッフル板に8mmの穴を開ける必要があります。モクネジの穴をを利用して、電気ドリルで穴を開けますが、いきなり8mmのキリを使うのではなく、3mmから順番に4mm、5mm、6mm、7mm、8mm と1mmづつ穴径を大きくしていくのがポイントです。この方法でやると、センターのズレや板面にたいする垂直の狂いが小さく、取り付け位置や角度の狂いによる失敗をなくすことができます。

鬼目ナットは下の写真のように、内側に鬼目ナットをセットし、外側からボルトで共締めして埋め込みます。ボルトはM5サイズの25mm長で、ワッシャーを使うと外側を傷めることがありません。左側がボルトと鬼目ナットを軽く結合した状態、真中がボルトを締めて鬼目ナットをバッフル板に食い込ませている状態、右側は鬼目ナットが完全に埋め込まれて、フランジがバッフル板にあたっている状態。フランジがバッフル板にあたると急にネジが硬くなるので、そこでボルトを緩めて一旦抜いてしまします。

あとスピーカー取り付け時の注意点として、スピーカーエッジの押さえの厚紙が取り付け穴に対して偏って接着されているため、若干この厚紙を削り取る必要がありました。ナイフで少しづつ慎重に削り取り、ボルトが垂直状態で頭がきっちり収まるようにします。厚紙は簡単にめくり上がってしまうので、間違ってもドリルなどで削らないことです。

JRX115写真17    JRX115写真14

バスレフダクトの固定

バスレフダクトは、段ボールをクッションにしてハンドル穴に差し込んでいただけなので、この際鬼目ナットとボルトで固定することにしました。モクネジ止めよりも手間がかかりますが、後々ハンドル穴から何か作業することも考慮すると、ボルト締めの方が安心です。

バスレフダクトの取り付け板上面にハンドル金具を乗せて、穴の位置を決めます。キリで穴のセンターに印をつけ、3mm〜6mm の順に穴開けします。スピーカーボックス側板の方は、ハンドル取り付け用のモクネジ穴を利用して、3mm〜8mm の順に穴開けします。鬼目ナットの埋め込みは、フロントバッフルの場合と全く同じです。これで準備は完了。バスレフダクトの取り付け板は厚みが12mmなので、M5サイズの40mm長のボルトを用いて締めつけました。表面にボルトの頭が食い込まないようにボルトの頭には必ずワッシャーを使います。

JRX115写真16    JRX115写真18

仕上げ後の JRX115改

フロントのネットも全面のものに作りかえました。作製方法は、以前作ったウーハー部分のカバー用ネットと同じです。サイズが大きいので、コーナ部分を金具で固定し、中間に補強桟を入れています。裏側のネット生地の固定は両面粘着テープです。ネットの生地はスピーカー用の生地をコイズミ無線のインターネット販売で購入しました。

音の方は、低音が良く締まって弾けるような感じになっています。重低音(50Hzくらい以下)も音量は変わらないですがより明瞭に聴こえるようになりました。

JRX115写真12    JRX115写真13

[参考] 鬼目ナット

木工用ネジ ネジ販売

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アクティブ・サブウーハー追加

作成:2009年09月19日
追記:2009年11月27日
修正:2014年12月29日

JRX115改はご機嫌に鳴っているのですが、残念ながら50Hz以下の音はどうしても不足です。オーケストラ再生のオーディオ や オーディオの科学 では、サブウーハーの使用が紹介されていて、以前から気になっていました。「オーケストラ再生のオーディオ」の方は自作のパッシブ・サブウーハー、「オーディオの科学」の方は市販のアクティブ・サブウーハー(YAMAHA YST-SW1000)です。

パッシブタイプの自作についてもネット上には参考になる記事がいくつかのありますが、自作するにはそれなりの工具も必要だし、ローパスフィルターとパワーアンプも必要になり、相当の費用がかかりそうなのと、うまく作れるかというリスクも大きそうです。一方、アクティブタイプは市販品であれば結線するだけですが、YAMAHA YST-SW1000 クラスだと10万円を超える価格でとても手がでません。

大太鼓(グランカッサ)やパイプオルガンの最低音をそれなりの音圧で再生するためとは言え、アクティブ・サブウーハーに10万円近いコストはちょっとためらいますし、そもそも JRX115改のコストに比べてもアンバランスです。もっと安くて YAMAHA YST-SW1000 まではいかなくても、そこそこのスペックの市販品はないかと、いつものようにネット情報を収集。

こだわったのはウーハーユニット径 30cm です。50Hz 以下の音圧が低いとはいえ JRX115改は 38cm ウーハーですからこれより大きいウーハーが欲しいところですが、そこは妥協するとして、最低 30cm のウーハーははずせません。これがあったのですね。SONY SA-W3000、スペックは 30cm ウーハー(バスレフ式)、周波数 20Hz〜200Hz、最大出力 180W、ハイカット周波数 50Hz〜200Hz(可変)、位相調整(有)、サイズ 360mm(W) x 425mm(H) x 421mm(D)、実売価格がなんと2万円以下。

スペックは十分に合格、しかし価格が安すぎます。ふむー。。。ほんとにこれ使えるものかしらん。。。思案のあげく、まあダメもとで買ってみて、ダメだったら書斎のアクティブスピーカー SONY SA-PC5 のサブウーハーに使えばいいかと、またも妻に断りなくポチっとやってしまいました。

二日後には品物が到着、配線方法と付属品を確認するとプリアンプ(ステレオ)出力用のコードが付いていないので、近くの家電量販店でステレオ⇒モノーラル変換用のRCAピンジャックケーブル(1000円)を購入、早速結線してサイン波(100Hz〜20Hz)による音圧チェック・出力調整を行いました。ちなみにこのサブウーハー、出力側がアンプのスピーカー端子にも対応するようになっていて、サブウーハーを経由してフロントスピーカーに結線することが出来るのと、複数台のサブウーハーをシリーズに繋ぐこともできるんですね。音圧が欲しければサブウーハーを2台、3台と増やせばいいわけです。以下、テスト・出力調整の結果です。

サイン波の音圧チェックは、測定器ではなくもちろん耳です。サブウーハー無しでは、60Hz まではフラットですが 50Hz から下は急激に音圧が下がります。サブウーハーを加え、50Hz〜30Hz がはっきりとかつ過剰感なく、60Hz より若干控えめに聴ける出力レベルは最大出力の95%(ボリュームの位置)ぐらいで 30Hz まではほとんどフラットな感じです。ちなみに 30Hz では部屋が揺れるような感じになります。20Hz ではまったく何も聞こえません(音は出ているけれど私には聞こえないのか、音がそもそも出ていないのか???)。位相は NORMAL(正相)、ハイカットは 50Hz としました。

JRX115写真20
 
  

調整は極めて簡単に終わりましたが問題は置き場所です。広い部屋とはいえサブウーハーが置けそうな場所はここしかないという感じです。家族から文句がでず、存在が全く目立たない場所はここしかありません。出窓とその横のテーブルの下、ここは出窓のカーテンの開け閉めの時しか立ち入らないデッドスペースです。普段の生活では全く目立たない場所。JRX115改より1m位前になりますが、リスニング位置から見ると後ろのJRX115改とかぶさることはないので良しとしました。後は、実際の曲を聴いてどの程度の効果があるかですね。

とりあえず聴いた曲は、ストラビンスキー「春の祭典」の大太鼓、バッハ「トッカータとフーガ」のパイプオルガン、チャイコフスキー「1812年」の大砲の音、ヴェルディ「レクイエム」の大太鼓、R.シュトラウス「ツアラスストラ」冒頭オルガン等です。今までの JRX115改の音のバランスや定位は全く変わっていませんが、どの低音も驚くほどリアルに迫ってくるようになっています。ストラビンスキー「春の祭典」の大太鼓、バッハ「トッカータとフーガ」のパイプオルガンは、部屋の空気が揺れています。R.シュトラウス「ツアラスストラ」冒頭オルガンは、何か暗騒音のように静かに、不気味に聞こえてきます。この音は高い音圧では長く聴いていられないですね。気持ち悪くなります。

ということで、SONY SA-W3000 は「価格の安さ=性能不足」の心配をあっさりと払拭してくれました。大満足です。置き場所がイレギュラーな位置であることも音質上は全く違和感がありません。サブウーハーは指向性がないのでどこに置いても定位に影響しないということを実感しました。

JRX115改 + SA-W3000 はコストパフォーマンス、音質ともに十分満足できるものです。是非お試しあれ。。。。。

[2009.09.21 追記]

JRX115改と SA-W3000 が思いの他うまくつながった理由を考えてみました。JRX115改は、フラットな再生が可能なのは 60Hz までで、60Hz 以下がローカットされているのと同じ状態だと考えると、SA-W3000 のハイカット周波数 50Hz とちょうどうまくクロスしていると言えそうです。仮に JRX115改が 50Hz あるいは 40Hz までフラットだったとしたら、50Hzよりも低いハイカットフィルターが必要だったかもしれません。

JRX115改が、偶然にも SA-W3000 の ハイカット周波数・最低値 50Hz とうまくマッチする周波数特性だったのは、ほんとにラッキーでした。 結果論ですが、JRX115改だからうまくつながったのではないかと思っています。

SA-W3000 は高級サブウーハーに比べると非常に安価なので、2台購入して、左右各チャンネルにつなげば完全なピュア(2.0ch)オーディオになりそうですね。設置スペースとお金があればやって見たい気もしますが、当面は今の 2.1ch で十分です。

[2009.10.15 追記]

その後、プリメインアンプとサブウーハーの接続方法を変更しました。実は、アンプとサブウーハーの接続はプリアンプ/ステレオRCA出力⇒モノーラルRCA入力/サブウーハーとすべきであると何の疑いもなく思い込んでいましたので、ステレオ⇒モノーラル変換用のRCAピンジャックケーブルを使用していたのですが、たまたま逸品館さんの http://www.ippinkan.com/audiopro_B227_MK2.htm を見たところ、接続方法による音の違いや、片チャンネル出力の方が良いみたいな事が書かれていて、現在の接続方法が最適かどうか疑問を持ちました。

現在の接続方法でも、音質上何の違和感もないのですが、一応専門家の方の意見を伺おうと、オーディオの科学 の Audio BBS に質問しました。結論は、ステレオ出力⇒モノーラル変換ケーブルは抵抗入のものでないとクロストークの問題が生じるようです。私の使用しているケーブルは抵抗入かどうか不明ですので、やはり他の接続方法を考えた方が良さそうです。選択肢は3通りあります。

(1)メインアンプ/スピーカー出力端子⇒スピーカー入力端子/サブウーハー
(2)メインアンプ/片チャンネルスピーカー出力端子⇒片チャンネルスピーカー入力端子/サブウーハー
(3)プリアンプ/片チャンネルRCA出力⇒モノーラルRCA入力/サブウーハー

(2) と (3) は 50Hz 以下の音とはいえやはり左右チャンネルの差が気になります。サブウーハーに左右チャンネルの信号を送るということになると選択肢は (1) しかありません。マニュアルに記載されている接続方法は、(1) か (4)アンプ/MIX OUT(RCA)⇒モノーラル(RCA)/サブウーハー でした。結局このサブウーハーには、プリアンプからのステレオ入力用RCA端子が付いていないのが問題なのですね(安物だから仕方ないです)。

ということで最終的な接続方法は、メインスピーカーはメインアンプのスピーカー出力端子(A)、サブウーハーはメインアンプのスピーカー出力端子(B)からサブウーハーのスピーカー入力端子へ接続 ということになりました。サブウーハーの出力レベルは、最大出力の65%(ボリュームの位置)ぐらいとしています。メインアンプで増幅した信号を、サブウーハー側でゲインを落としてからもう一度増幅するというのは少し気に入らないのですが、仕方ないですね。私の耳がいい加減なのか、以前の接続方法との音質の違いはまったく判りませんでした。それほどこだわることもなかったのかもしれませんが、一応これで理屈の上では安心ということにしました。

[2009.10.27 追記]

あらためて書くほどのことでもないのですが、サブウーハー導入後色々な曲を聴き込んでいて、ちょっと以前とは音のバランスに違和感があるような気がしてきました。以前は 50Hz〜100Hz あたりの音にもっと厚み感があったような気がします。どうも、50Hz以下が補強された結果、相対的に 50Hz〜100Hz あたりが弱く感じるのではないかと思えてきました。それと訳あってメインスピーカーのウーハーの取り付けネジを増し締めしたことも関係しているかもしれません。そこでアンプのトーンコントロール(Bass)、サブウーハーのハイカット周波数と出力レベルを再調整しました。

■ 再調整前の条件
アンプのトーンコントロール   : -2dB〜-3dB(at 100Hz)(サブウーハー導入前と同じ))
サブウーハーのハイカット周波数 : 50Hz
サブウーハーの出力レベル    : 最大出力の60〜65%(ボリュームの位置)

■ 再調整後の条件
アンプのトーンコントロール   : ±0dB
サブウーハーのハイカット周波数 : 70Hz
サブウーハーの出力レベル    : 最大出力の40%(ボリュームの位置)

この調整で、50Hz 以下のやや過剰気味な空気が揺れる感じが抑制されると同時に、低音の厚み感がよくなりました。理屈上 50Hz〜70Hz あたりの音はメインスピーカーとサブウーハー両方から出ることになり、70Hz〜100Hz も 2dB〜3dB アップしたことになるので、この帯域の音圧が上がっているものと思います。オーケストラでもジャズでも低音楽器がより明瞭に迫ってくるような感じになりました。ちょっとホールトーンとはバランスが違うような気もしますが、この方が低音楽器のリアリティが感じられ、かつ混濁感もないのでしばらくこれでいこうかなと思っています。

[2009.11.27 追記]

サブウーハーを導入するとどうしても低音に注意がいってしまうので、ついつい低音過多に調整してしまうようです。低音楽器のリアリティは確かに良いのですがオーケストラのバランスが低音に寄りすぎて、重々しくなりすぎていました。

そこでもう一度メインスピーカーのバランスを元に戻しました。アンプのトーンコントロール -2dB(at 100Hz) です。このバランスはこの1年間聴いてきた実績のある音なので、これを崩さない範囲で低音楽器のリアリティを補強するサブウーハーのハイカット周波数と出力レベルを再調整しました。結果は以下のようになりました。

アンプのトーンコントロール   : -2dB〜-3dB(at 100Hz)(サブウーハー導入前と同じ))
サブウーハー(クラシック・標準) : ハイカット/65Hz 出力/最大出力の20%
サブウーハー(低音増強時)    : ハイカット/80Hz 出力/最大出力の30%

約2週間この条件で聴いていますが、中高音楽器の張り出しとそれを支える低音楽器の目立ちすぎないリアリティがなかなか良いバランスになりました。どの曲を聴いても聴き疲れしない自然な響きで、オーケストラのトゥッティでも高・中・低各楽器の音が明瞭に聴こえ、特に大太鼓の音はこの条件でも十分リアリティがあります。ジャズやポップス、演歌など低音を増強したい曲では、アンプのトーンコントロールを使わず、サブウーハーのハイカットと出力で調整しています。まあこれが最終かどうかは?ですが、多分これ以上の条件は無いのではと思うこの頃です。

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JRX115改 忘年会で PAデビュー

作成:2009年12月07日

我が JRX115改 のオーディオセットが忘年会で PAデビューを果たしたので、その顛末をちょっと自慢げに紹介します。

町内の公園を清掃するボランティアグループがありまして(もちろん私もメンバーなのですが)、清掃活動とメンバーの親睦活動をやっています。恒例の忘年会が近づき、企画会議で今年はどんな内容にしようかと話題になったとき、ついつい単身赴任時代を思い出して、男の手作り鍋料理というのはいかがでしょうかと口をすべらせてしまったら、ばっちり幹事役をおおせつかってしまいました。

せっかく幹事をおおせつかったので、手作り鍋料理+αで何か盛り上げる妙案はないかと思案、そうだ一発これをやってみようと思い立ったのが、「音楽付き忘年会」。カラオケ大会はもううんざりという方(歌うのが苦手な人もあれば、下手な歌を延々聴かされるのが嫌という人もいます)でも、いい音楽をさりげなく聴きながら、楽しい会話とおいしい鍋と酒を楽しむのも結構面白いのではと提案してみたらあっさりみんな賛成してくれました。ところで機材はどうするんですかと聞かれて、待ってましたとばかり「機材は私の音響セットでよろしければ提供できます」と答えて、これで決まり。

鍋料理の準備も大変なのですが、まあそれはいいとして、さっそく機材準備、選曲にかかりました。機材で新たに必要なのはスピーカー台。会場は板床約100平方メートルの町内自治会館。出席者は約30名なので、後ろの方にも十分音が届く必要があります。かといってあんまりスピーカーを高くすると威圧感があるし、思案の結果30cmの高さの台を準備することにしました。これだとスーパーツイーターの高さが110cmくらいで椅子に座って聞くにはちょうど良い高さです。

DIYで適当な物を探したら高さ20cmの物置台(踏み台?)が1個1000円もしないでありました。これを3つ買って早速黒色のペンキ塗り。後10cmをどうするかですが、百均でプラスチック製の筆立てを見つけました。12個で1200円也。中に仕切りが入っているので結構しっかりしています。こいつの上下面に3mm厚のゴムシートを接着して出来上がり。女房が横でそこまでやるか?とちょっと軽蔑のまなざしでした。

次は選曲ですが、その前に3時間程の宴会の間、司会もやりながらCDやレコードをとっかえひっかえはとても無理なので、惑わず iPod を使うことにしました。こいつのプレイリストに好みの曲を全部入れてシャッフル演奏すれば一番楽チンですね。メインのプレーヤーはこれで決まり。曲種は、演歌、民謡、ポップス、フォーク、少しだけジャズとクラシックを選びました。選曲ポリシーは、やかましくないこと、楽器や声がシンプルで明瞭なこと、聞かせるメロディーや歌詞であること、どこか懐かしく気持ちが癒される感じがすること、などなどです。選んだ曲は56曲、演奏時間は3時間30分になりました。これを実際に聴くこと2回、女房の感想、意見も取り入れて最終選曲終了です。

機材の運搬は、同じ幹事役の方の軽ワゴン車で2回、JRX115改 はやっぱり重いですね。 セッティングは、左右スピーカー間隔を約2mとしました。部屋の片側に寄せ気味にして、正面に対して若干斜めに置きました。まあ効果があるか無いかは別にして、定在波を出来るだけ抑える対策です。とりあえず出音、イコライジングは自分の部屋の標準条件でまずはチェック、やっぱりこれだけ空間が広いと低音が明らかに不足ですね。低音の量感は、サブウーハーのハイカット周波数と出力ボリュームで調整です。ハイカット周波数 110Hz、出力は最大ヴォリュームの40%としました。十分な低音が出ています。部屋は適度な残響があり、ブーミーにならず柔らかい響きです。音はしっかり後ろまで届いています。やっぱり JRX115改 はPAスピーカーですね。

宴会開始2時間前、男達が女房方の指導のもと野菜や魚を切って仕込みが始まりました。「ちょっと景気付けに音楽かけますね」と言って、実は本番リハーサル、何曲か聴いて音量と音のバランスを確認、みんなの反応もうかがいながら、「うん、まあこれなら上等」と自己満足。宴会が始まり、リーダーの挨拶と乾杯が終わり、いよいよミュージックスタートです。で、こだわったのはオープニングの1曲目。これは今日の宴会のテーマを表す曲でもあるのです。選んだのは平原綾香の「Jupiter」でした。あれにしようか、これにしようか考え抜いて選んだ1曲です。

メロディーがすばらしいのは当然として、それ以上に歌詞がすばらしい、今日の宴会のテーマに最もふさわしい歌詞であると思いました。簡単に曲を紹介し、「この曲だけは少し大きめの音量にするのでじっと聞いてください」と、半強制的に静聴してもらいました。後で、あの曲はジーンとくるものがあったから、もう1回かけてくださいとアンコールがあり、うんうんもくろみ通りだったなどと自画自賛。。。。

ところで、宴会での音楽の音量をどのレベルにするかは微妙ですね。今回のように酒が入る忘年会では、「初めチョロチョロ、中パッパ」がいいようです。最初はみんな話しが弾むので、あまり大きい音は会話を邪魔します。適度に酒が入ってくると耳の方も感度が落ちるし話声も大きくなるので、音量を話声に負けない程度に大きくします。それでも聴かない人は聴いていないですが、会話に飽きた人は間違いなく耳を傾けてきます。

宴会も後半に入ると、持ち寄ってもらった思い出の曲、聞いてみたい曲をかけることにしたのですが、せいぜい10曲ぐらいしかかけられませんでした。個人の好みもあるし、みんなが楽しめるかどうかもあって、あまり長くやると坐がしらけかねませんね。再度、司会者の選曲でしばらく演奏。いよいよ最後のクロージング曲となりました。これは迷うことなく「琵琶湖周航の歌/加藤登紀子」です。なにせ、ここは琵琶湖が近い小高い丘の上の街ですから、この曲は定番中の定番です。とうとうみんなで大合唱になりました。

終わってからの皆さんの反響ですが、いい音でいい音楽が聴けて良かった、来年はこれで色々な音楽会を是非やりたい、などなど、大変好評でした。ひょっとするとダンスパーティーの企画などもでてくるかも。。。。 JRX115改、来年はもっと出番が多くなるかもしれません。いい音楽をいい音で聴けば誰でもハッピーになれます。そして、自分だけで楽しむよりみんなで楽しむ方がもっとハッピーになれるのですから、PAは楽しいですね。

<機材>
スピーカー   :JRX115改(Fostex FT96H付き)
サブウーハー  :SONY SA−W3000
スピーカー台  :木製台+プラスチック足(H:300mm)
プリメインアンプ:DENON PMA−1500AE
CDプレーヤー :DENON DCD−1500AE
携帯プレーヤー :iPod Classic 80GB
LPプレーヤー :Technics SL−1200MK5
カートリッジ  :オーディオテクニカ AT150MLX

機材の評価ですが、この程度の広さの部屋であれば、スピーカー、アンプとも十分な能力があるように思います。ただし、もっとハードな音楽を強烈に鳴らすとなると別問題かもしれませんね。もっと出番が増えて曲種や会場のバリエーションが増えてくると、やはりEQ付きミキサーやPA用パワーアンプが必要になるかもしれません。ヤマハのデジタルEQ付きパワードミキサーなんかいいかもと思っているのですが。。。。 今度ばかりは女房にしかられそうなのでまだ口にも出していないです。

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チャイムコードをスピーカーコードに変更

作成:2010年07月27日

新ためて書くほどのことでもないのですが、何がしかの参考になればと思い書くことにしました。

江州音頭練習会に JRX115改を PAスピーカーとして使用するため、16Ω抵抗バイパス化に使用したチャイムコードを通常のスピーカーコードに改めました。チャイムコードの定格容量は 24V x 1A で明らかに PA用途には容量が足りません。もう一つ、FT96H(スーパーツイーター)への配線に使用しているチャイムコードは、ネットワーク基盤からフォーンプラグ用の穴を通して約1.5m 程出しているのですが、これがスピーカーを持ち運ぶ時に結構邪魔になります。それに PA で使う場合は、FT96H を外すので、チャイムコードがフォーンプラグ用の穴からしっぽのようにぶらぶらと出ていてなんとも精神的によろしくないのです。

16Ω抵抗のバイパス配線は、単に取り替えるだけですからハンダ付け作業だけです。しかしこれが結構難渋しました。古いハンダをニッパーで切り取っていたら段々端子部分がなくなってしまって、基盤面からかろうじて 1mm 程度が出ている状態になってしまいました。これにスピーカーコードの銅線をハンダ付けするのは、なかなか一苦労でした。まあなんとかできましたが。。。。

配線図   次は FT96H 用の配線です。フォーンプラグを元通り使えるようにして、フォーンプラグ付きスピーカーケーブルで FT96H に配線することにしました。これだと、超スッキリですね。というか、元通りにしただけのことですが。。。。フォーン(メス側)端子とネットワーク基盤の間の線は切り取ってしまっているので、スピコン(メス側)−ネットワーク基盤間を結線しているスピコン(メス側)端子とフォーン(メス側)端子を結線しました。うーん文章では解りにくいですね。ちょっとイラストを描いておきましょう。
FT96H配線写真  

フォーンプラグ付きスピーカーケーブルは、サウンドハウスの CLASSIC PRO SPP03B(フォン−フォン 3m)を半分に切り、フォン−裸線端子 1.5m を 2本作りました。裸線端子側は 中継コネクタ端子にハンダ付けしています。中継コネクタの FT96H側はネジで裸線を結線し、CS1.0(コンデンサー)を介して FT96H に接続します。

CS1.0 + FT96H の切り離しは中継コネクタのネジ結線を外せばいいし、JRX115改側のフォーンプラグを抜けば、フォーンケーブル + 中継コネクタ も切り離しができます。ふむ、ふむ、なかなかスマートでしょう。。。。

中継コネクタは、プラスチック製の小物入れ(タッパウェア)の蓋の方にセットしていて、上から容器本体をかぶせます。埃対策もこれで OK 。。。。CS1.0 のカバーも小さな木箱を上からかぶせています。

よくよく考えれば、JRX115 の配線を元にもどしただけのことです。はじめから FT96H への配線はフォーンプラグを使っていればよかっただけの話ですね。お疲れ様。。。。

それから、JRX115改では過大入力防止用のランプもカットしていますが、こちらはネットワークの配線を完全にカットしているため、元に戻すのは諦めました。まあ、1000W も突っ込むことはなかろうと、自分で自分を納得させています。。。。

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私のオーディオ環境/現在の姿

作成:2013年10月08日
更新:2016年07月27日

当初は、一階リビングに JRX115改をメインにした標準的なオーディオ機器を置き、二階の書斎には簡易なPCオーディオ機器を置いていましたが、PA機材の増加とともに設置場所も機材の組み合わせも随分変わりました。現在では、一階リビングも二階の書斎も、これらの機材が混然と混ざり合って、まあそこそこのオーディオ環境になっています。最後のダメ押しにと一階リビングに置いていたアクティブ・サブウーハー SONY SA-W3000 を二階の書斎に上げました。

二階_サブウーハ写真
 
  両サイドは JRX115改。スーパーツイーター Fostex FT96H はスピーカーユニットのセンターに合わせて置きました。中央左側は PA用機材なので オーディオシステムとは無関係です。
中央右側下が2階に運び込んだアクティブ・サブウーハー SONY SA-W3000です。今まで台の上の置いていましたが床置きに変えました。視覚的には床置きにしたことでサブウーハーの存在感が薄らぎ、空間が広くなった気がします。音は元々デッドな部屋なので気にするほどの変化はありません。
その上にバッハ全集(CD155枚)。写真では見えませんが、その奥にハイドン全集(CD150枚)を置いています。気が向いた時に適当に1枚出しては聴く私の愛聴CDです。

メインスピーカー:JRX115改(バスレフ + Fostex FT96H)
サブウーハー  :SONY SA-W3000

二階_アンプ・他写真
 
  スピーカーから 3m 程離れた場所に勉強机(パソコン)があり、その左側奥に USBオーディオインターフェース ONKYO SE-U33GXV を置いています。PC の iTunes や foobar2000、インターネットラジオなどのデジタル音声をアナログ変換して、ミキサーに送っています。
私のオーディオ機器写真   勉強机とスピーカーのちょうど中間辺りに背の低い本棚があり、その上がこの風景です。

左端が TASCAM DR-07 MK2(デジタル録音機)、中央下が DENON DCD-1500AE(CDプレーヤー)、その上左が iPod Classic 80GB、中央が TOPPING TP22(デジタルアンプ)、右が BEHRINGER XENYX802(ミキサー)です。

ONKYO SE-U33GXV からの音声信号と iPod の Phone Out 音声信号を BEHRINGER XENYX802 で受け、メインアウトを TOPPING TP22 へ出力、モニターアウトを TASCAM DR-07 MK2 に出力します。TOPPING TP22 は2系統の入力を備えているので DENON DCD-1500AE の音声信号は直接 TOPPING TP22 へ出力します。

3系統の音源が切り替えできるのと、インターネットラジオの録音も簡単にできるのがグッドです。

ところで、一階の方ですが、こちらはあまりにも生活用品が雑然としていて写真を撮るのがチト恥ずかしいので、写真は省略。機器構成だけを紹介します。

レコードプレーヤー:Technics SL-1200MK5
CDプレーヤー   :SONY CD WALKMAN D-NE9
アンプ      :DENON PMA-1500AE
スピーカー    :音工房Z Z600-SAF80AMG、 ELECTRO-VOICE ZX4

レコードプレーヤーは使うことも無くなったので結線ははずした状態で、小物置きの台になってしまいました。CDプレーヤーは 2003年製ですが未だ機嫌良く働いています。まともなオーディオ機器は DENON PMA-1500AE ぐらいかな。。。。 ELECTRO-VOICE ZX4 は PA専用に変更したので、 Z600-SAF80AMG をその横の隙間に設置しました。僅か 8cm の小さなスピーカーですが、大音量は無理にしても結構存在感のある音を出してくれます。

サブウーハーの効用

サブウーハーを二階に置いてみて改めてその威力を感じたので、すこしコメントしようと思います。JRX115改を二階に上げた時は、PCオーディオ音源とPA用アンプの組み合わせで、あまり音にこだわらずに聴いて来たので、JRX115改の音はこんなものかということで納得していました。ところがサブウーハーを追加してみると、全く音楽が激変したように感じます。音の輪郭が明瞭になったというか、中・高音の音が鮮明に聞こえるようになっています。その分音楽(楽器)が活き活き感じられるようです。

重低音が出るようになっただけなのに何故なのか。重低音が中・高音を際立たせるというのは、ちょうど絵画や写真に例えて説明できるのではと思います。絵画や写真の背景がハーフトーンの色の場合と、限りなく黒に近い色の場合、どちらが明るい色がより明るく映えるかを想像すると、当然黒に近い色が背景にある方が明るい色は映えますよね。つまり中・高音は絵画における明るく鮮明な色、低音は絵画の背景色に例えられるのではないかと思うのです。重低音は絵画に例えると限りなく黒に近い背景色なわけです。

別の表現をすれば、これは音のコントラストですね。コントラストが高ければ、当然各々の音がより鮮明に聞こえるというわけです。まあ、陰影の少ない水彩画と陰影を使う油絵の違いのようでもあるといえるでしょう。陰影のある油絵が明るい色に立体感があるように、重低音が存在すると、中・高音の立体感(空間的な立体感ではなく)や存在感を際立たせるのではないかということです。重低音には興味がないという方も、是非一度この効果を体験されることをお奨めします。私が使っている SONY SA-W3000 はすでに製造中止になっていますが、2015年12月末現在、中古品なら結構出回っているようです。

余計かもしれないですが、サブウーハーを使用する場合、重低音を出し過ぎないことが大事です。メインスピーカーの低音不足を補う程度に控えめに使うようにするのが良さそうです。

現在のサブウーハー使用条件
入力       :TOPPING TP22 スピーカーアウト
ローパスフィルター:95Hz(調整範囲 50Hz〜200Hz)
アッテネーター  :7時半 (調整範囲 4時(0)〜2時(フル))

システムの結線図

現在のスピーカーシステム(JRX115 & FT96H & SA-W3000)の結線図に加えてシステム全体の結線を追記しました。BEHRINGER XENYX 802(ミキサー)への入力は ONKYO SE-U33GXV(PC用USBオーディオインターフェース)と iPod Classic 80GB の2系統です。BEHRINGER XENYX 802 のメイン出力を TOPPING TP22(デジタルアンプ) IN1 に入力、モニター出力をインターネットラジオの録音用として、TASCAM DR-07 MK2 に入力しています。TOPPING TP22 は 2系統の入力を備えているので IN2 に DENON DCD-1500AE(CDプレーヤ)を接続しています。TOPPING TP22 の出力を JRX115 のスピコン端子に接続し、並列のフォーン端子から取り出した信号を Fostex FT96H と SONY SA-W3000 に入力しています。

結線図画像

アンプ・スピーカーの接続ケーブルを分解すると、TP22→JRX115(裸線−スピコン)5m、JRX115→中継コネクタ(フォーンプラグ=半田付け)1.5m、C羞僖灰優タ→FT96H(裸線=(CS1.0)=裸線)15cm、っ羞僖灰優タ→SA-W3000(裸線=裸線)2m という構成です。配線もすっきりしているし、分解・移動も容易です。

ところで、インピーダンスについてですが、JRX115、FT96H、SA-W3000 は並列に結線されているので、総合インピーダンスを単純計算すると、1/8+1/8+1/8=3/8 ⇒ 8/3=2.7Ω になってしまいます。これは、TP22 の適正インピーダンス(4〜8Ω)以下になるのでちょっとまずいように思えるのですが、実際は何の問題もありません。何故か。推測ですが、多分実際のインピーダンスは周波数によって変わるので、高域だけを受け持つ FT96H と、低域だけを受け持つ SA-W300 のインピーダンスは、その周波数領域だけにしか影響しないからではないかと思います。とすると、総合インピーダンスは高域、低域でも概ね 1/8+1/8=2/8 ⇒ 8/2=4Ω 辺りなんでしょうね。うーん、まあ勝手にそれで納得しているわけですが。。。。

その後(2016.07.27)

現在使っているデジタルアンプ TOPPING TP22 はそんなに不満はないのですが、何気なしに、アンプを本来の DENON PMA-1500AE に変えたらどんな音になるか試してみようと、CDプレーヤ DENON DCD-1500AE と TOPPING TP22 を一階のリビングに降ろし、その後に一階から運び上げた DENON PMA-1500AE を設置。アンプだけの取り換えですから大したことなく作業は完了。音を出してみて驚いたのは、音の広がりや奥行感がまるで違っていました。TP22 では音は平坦で、言ってみればモノラルに近いものだったのですね。うーん。。。こんなにも違うものなのかと感心。やっぱり値段の違いはありました。

私のオーディオ機器写真_n    音質もかなり違いがありました。高音がまろやかでありながら、ピアノのアタック音もぼやけず鮮明。低音の方はまだ確かめていませんが、多分太い低音が出そうな気がしています。消費電力や発熱を考えると、ながら聞きするにはちょっともったいないですが、いい音を聞いてしまうともう戻れないですね。JRX115改を鳴らすのはやっぱりこのアンプでした。

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31Band GEQ の導入

作成:2017年01月02日
追記:2017年01月17日

JRX115改が完成したのが2009年ですから、すでに8年が経過しました。その時以来、30Hz〜50Hz の音圧を稼ぐためにアクティブ・サブウーハー SONY SA-W3000 を使用してきましたが、JRX115改のウーハーがこなれてきたのかサブウーハーが無くてもそこそこの低音が出るように感じているこの頃です。そこであらためて WaveGene を使って JRX115改の低音部の音圧を聴覚でチェックしてみました。チェック信号は 125Hz, 100Hz, 80Hz, 63Hz, 50Hz, 40Hz, 31.5Hz のサイン波です。確かに 31.5Hz の音は少し小さめですがしっかり出ています。

但し定在波の影響なのか 40Hz にかなり強いピークがあり、また 50Hz, 63Hz, 80Hz にディップがあるように感じます。31Band GEQ があれば補正で十分に低音部分をフラットにできそうです。31Band GEQ機材を購入すれば済むことですが、何せ先立つものに余裕がありません。最近はほとんどPC音源を使用しているので、PCソフトで 31Band GEQ を探してみたら、バッチリ無償ソフトがありました。

Window10 で使えるのが「Equalizer APO」。これは インターネットラジオはもちろん、iTunes や Windows Media Player にも有効に作用します。そこで「Equalizer APO」をインストール。C:\Program Files\EqualizerAPO\Editor.exe を実行すればイコライザーの調整画面が表示されます。早速 31.5Hz, 40Hz, 50Hz, 63Hz, 80Hz を調整して iTunes でテストしてみました。効果はなかなかにグッドです。PCオーディオを楽しむには大変役立つツールですね。お勧めです。下が「Equalizer APO」の 31Band GEQ画面です。

eq_apo GEQ画面

一方このソフトは Foobar2000(WASAPI排他モード) には効きません。何故かというと WASAPI排他モードでは Windows のオーディオエンジン(カーネルミキサー)を介さないからです。WASAPI排他モードで 31Band GEQ を使うには、「Foobar2000」に foo_dsp_xgeq.dll をインスト―ルする必要があります。インストール後、「foobar2000」を起動して、[File]→[References]→[Playback]→[DSP Manager]を選択、右の「Avaliable DSPs」の中から「Grahic Equalizer」を選択して、「←」ボタンで左側の「Active DSPs」に入れます。同様に左にある「Equalizer」を「→」ボタンで右側の「Avaliable DSPs」に戻します。念のため、「Foobar2000」の[View]→[Equalizer](18Band)を無効にします。これで「Foobar2000」の[View]→[Grahic Equalizer]を選択すればイコライザーの調整画面が表示されます。下が 「Foobar2000」の 31Band GEQ画面です。

foobar2000 GEQ画面

とりあえず「Equalizer APO」「Foobar2000」共に、25Hz:+3dB, 31.5Hz:+3dB, 40Hz:-6dB, 50Hz:+3dB, 63Hz:+2dB, 80Hz:+2dB に設定しました。しばらくはこれで試聴を続けて、最適条件を見つけだそうと考えています。

その後(2017.01.18)

その後、若干 GEQ の補正を変更しました。25Hz:+3dB, 31.5Hz:+3dB, 40Hz:-6dB, 50Hz:+3dB まではそのままで、63Hz:+1.5dB, 80Hzは 0dB です。さらにアンプの低音コントロールを +1.2dB としました。かなり低音の厚みが増した感じですが、ブーミーにならず良く締まった低音で、音量を上げても違和感なく聴けます。クラシックのオーケストラでもジャズでも同じ条件で特に低音に不満はないですね。

ここまで来ると、最後に気になっていたスピーカーの高さを変えることに挑戦してみたくなります。そこでスピーカーを約30cm 高くしてみました。うーん、少し音が変わったような気がします。中高音がより一層肉薄してくる感じで、低音が更に分厚くなった気がします。全体としては、直接の床置きより音が一層くっきりとして来たようです。台の高さが30cm、スピーカーの高さが70cm なので、かなりでかくて背が高くなりましたが、音量を上げても悠々と鳴っています。もうアクティブサブウーハー SONY SA-W3000 は必要ないので結線を外してしまい、バッハ全集とハイドン全集を置く台にしてしまいました。

JRX115_設置改善

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