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江州音頭とPA

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項目

gp04-01 [ミキサー(XENYX X1204USB)増強]
gp04-02 [SOUNDCRAFT EFX8 と 8CHマルチケーブル]
gp04-03 [PHONE出力→ミキサーSTライン入力の問題]
gp04-04 [コンプレッサー/リミッター導入]
gp04-05 [町内夏祭りを終えて]
gp04-06 [ミキサーの連携接続例]

 

[ミキサー(XENYX X1204USB)増強]

作成:2014年01月15日
変更:2014年09月22日

年が明けて2014年がスタートしました。この時期は、外に出る機会も少ないので、江州音頭の練習やら新ネタ準備、楽譜の手直しなど、室内での作業が多くなります。PA機材やケーブル類の見直し・点検・補充も時間潰しに丁度よい時期です。で。。。。ミキサーを増強することにしました。昨年は、エレキギターとかキーボードなどを接続したいという話があったりして、もう少しチャンネル数を増やしておきたいのと、ボーカルモニター出力などミキサーのルーティング機能を強化しておきたいというのが目的です。

で、まずは16チャンネルミキサーを物色。ふむー。。。確かに機能は色々あって欲しくはありますが、サイズはでかいし、費用を考えても躊躇せざるを得ません。やっぱり現行 YAMAHA MG82CX との連携を前提にした機種選びしかないということで、結局選んだのは、BEHRINGER XENYX X1204USB(8チャンネル)という機種。MG82CX と連携すれば、一応16チャンネルのミキサーになります。マイク 8本(ステレオライン 2本共用)、ステレオライン 3本という構成で、マイク、ラインとも余裕ができました。X1204USB は値段の割には、AUX SEND 2系列(AUX1 は PRE SW付)、チャンネル毎の SOLO・PFL機能、AUX RET(LR) 2系列、ALT3-4(MAIN MIX がないサブグループ)(LR) 1系列など、多様な入出力・ルーティング機能があり、1ノブコンプレッサー、デジタルエフェクターも付いています。

PA用途での評価も悪くないし、USBオーディオI/F 付なのでパソコンにつないで録音したり、ネットでの生放送に使ったりと PA以外でも結構使われているようです。BEHRINGER といえば、「不良品や故障が多い」というのが定評なのですが、私の場合、既購入の XENYX802 も DEQ1024 も今のところ何の支障もなく働いています。まあ、低価格、多機能の魅力というのは絶大ですね。ということで、新しい機種でもないのですが、私が使いそうな部分で気になる点を少し紹介します。

X1204USB・MG82CX写真    自作のミキサー台に X1204USB(左)と MG82CX(右)を並べたところ。50cm幅のミキサー台からは両サイド 1cm程はみ出しますが全く問題ありません。しかし、残念ながらケースの方には 2台は入りません。3cm程幅がたりないので、どうしたものか。。。。
X1204USB写真 X1204USB の全体写真。かなりコンパクトに押し込んだレイアウトです。EQ や AUX、PAN など、ノブの間隔が狭いので操作がちょっとやりにくそうです。でかいのが嫌なのに、なんて我がままなんでしょう。
X1204USB_GAIN写真 GAINノブの白い目盛位置マークは、白い紙を切って貼り付けました。XENYX ミキサーは、何故か GAINノブのメモリ位置マークだけ色付けしていないの(これは XENYX802 でも同じ)です。
X1204USB_FADER写真 チャンネルフェーダーは、フェーダー下の目盛・数値が隠れて読めません。なんじゃこりゃって感じです。で、全てのフェーダーの空いたスペースに紙を貼って、目盛と数値を書き込みました。それから、フェーダーのセンターライン(目盛位置マーク)も上下のギザギザと区別がつきにくいので、赤ボールペンで色を付けました。
X1204USB_TAP写真 デジタルエフェクトの設定部です。設定方法がちょっと解りにくいですね。右下のノブを右に回すと左のディスプレイの PROGRAM番号が増えて(反対に回すと減って)点滅します。ノブを押すとPROGRAM番号が確定し、もう一度ノブを押すと第一パラメーターの値がディスプレイに表示されます。ここでノブを回して、第一パラメーター値を調整します。

次にTAP SW を押すと第二パラメーターがディスプレイに表示されます。値が ON/OFF の場合、もう一度 TAP SW を押すと ON/OFF が入れ替わります。この ON/OFF はインジケータランプ点灯の ON/OFF なので、エフェクト機能には影響しません。第二パラメーターとしてビート数を設定する場合は、TAP SW を押して数値を表示した状態で、更に TAP SW を二度押します。この二度押しの時間間隔でビート数が決まります。再現性のある正確な数値設定は無理ですね。せいぜい、タタ、タンタン、ターンターン位の設定しかできません。

エフェクトの ON/OFFスイッチがないので、エフェクトと AUX2(FX) RET 両方とも使わない時は、AUX2(FX) RETノブを「0」位置にしておきます(この写真には写っていません)。

X1204USB_LEVEL写真 写真左側は、モニター出力へのルーティングスイッチです。SOURCE毎の SW を押すとそのソースがモニターアウトされます。モニターコントロールノブの下のスイッチは PFL SW で、チャンネル側の SOLO SW ON の状態で PFL ON にするとチャンネルフェーダー前の信号レベルが右のレベルメーターに表示され、GAIN 調整に便利です。しかしこのレベルメーター、「-2dB, -5dB」 よりも 「-5dB, -10dB」 のランプが欲しかったですね。何故、±2dB なんて中途半端なランプを付けているのか???です。また 2TR/USB IN をメイン出力するには、中央上の 2TR/USB TO MAIN SW を押します。

以上、X1204USB の気になった点をちょっと紹介しました。

ところで、BEHRINGER XENYXミキサーのステレオライン入力は電子バランス方式を採用しており、TSフォーンでも、TRSフォーンでも使えるのは嬉しいですね。一方、YAMAHA の MGシリーズはステレオライン入力はアンバランスだけ。逆に BEHRINGER XENYXミキサーでは モニター出力、AUX出力はアンバランスで、YAMAHA はインピーダンスバランスを採用しています。何故こんなにテレコなの????色々な入出力機器をつなぐ時にほんとに困惑してしまうのが、メーカーによるこのアンバランス(?)です。。。。

もうひとつ、X1204USB の特徴として、ALT3-4機能があります。これは、サブグループと似ていますが、違うのは MAIN BUS へのルーティングが無い点です。チャンネル毎の Mute & ALT3-4 SW を押すと、そのチャンネルの信号が ALT3-4 OUT から出力できます(MAIN 出力に送ることはできません)。また、モニターのソースとして ALT3-4 SW を押せば、モニターにも出力されます。なかなか便利そうな機能ですね。

[その後 2014.09.22]
その後モノラル8チャンネルミキサー SOUNDCRAFT EFX8 を導入したので、X1204USB と MG82CX を連携する使い方は必要なくなりました。EFX8 と X1204USB を連携する接続方法は こちら を参照してください。

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[SOUNDCRAFT EFX8 と 8Chマルチケーブル]

作成:2014年05月08日
追記:2014年05月27日

今年の地域の春祭り、X1204USB をメイン、MG82CX をサブに使ってイベントPAをやりました。4人組みバンドでは、マイク付アコギ1、エレキギター2、ボーカルマイク2という構成で、楽器は DI経由としました。スピーカーは、メインとサイドフィルを使用。マイクの高域が少しきつく感じたのでハイを落とし気味に調整。また 10人ほどのママさんコーラスではマイク4、カセットプレーヤー1(MG82CXに接続)の構成でサイドフィルはかなり絞りました。まあこの程度の小規模ならなんとかこなせると自信を持った次第です。

ところでちょっと先の話になりますが、8月に石山寺で開催される江州音頭の盆踊りの PA を依頼されました。昨年は PA が不調で途中で音が出なくなり、折角の盆踊りがだいなしになったそうです。うーん、同じ PA をやる者として昨年の方にはお気の毒としか言いようがありません。で、今年はそんなトラブルは絶対避けなければなりません。一抹の不安は BEHRINGER のミキサー X1204USB です。4月の草津宿場祭りで、CDカセットプレーヤーの PHONE出力をラインに -10dBV で接続したところ、音がひどく歪んで戸惑いました。プレーヤーの出力を上げて、+4dBu に切り替えたら問題なかったのでほっとしたのですが、今、機械は購入先に送ってチェックしてもらっています。やっぱり、BEHRINGER には不安がつきまといますね。

ボランティアで引き受けるわけではないので、失敗に言い訳はできません。ここは、信頼性のあるミキサーが必要と考え、またしても機種選びとなりました。予算はできれば 5万円以内。次に大事なのはサイズ。350mm x 450mm 以下なら既存の自作ケースに入れて、今まで通り小さな車に積載できるのでベストです。となると、まず 16Chミキサーは除外ということになりました。12Chミキサーを物色、選んだのは SOUNDCRAFT EFX8。名前から察すると 8Ch かと思いきや、モノラル8本、ステレオライン2本で、普通に云う 12Chミキサーです。3種類のパラメータ調整ができるデジタルエフェクターも付いています。1ノブコンプレッサーがないのがちょっと残念ですが。。。。サイズは、330mm x 363mm ですから非常にコンパクトです。そしてもっとも気に入った点は、入出力が基本的にバランス仕様になっていることです(もちろんアンバランスも使えるようです)。

対抗馬として考えた YAMAHA MG12XU はモノラル4本、ステレオライン兼モノラル2本、ステレオライン2本という構成で、ステレオラインは相変わらずアンバランス、さらに AUX RETURN、2TR IN、RECORD OUT などが省略されています。マイクプリアンプが高性能になり、USBオーディオI/F が装備されたのは良いとしても、従来の入出力機能がレベルダウンしていて、応用範囲が狭まっているのはどうもいただけません。バンドの PA まで考えると SOUNDCRAFT EFX8 は非常に柔軟性が高いと言えます。マイク、エレキ・アンプ・電子楽器のDI経由入力など、合計8本がモノラルバランス入力で使えます。ステレオライン(L)も使えばモノラルバランス入力が10本になります。まあそこまで使うことはないでしょうが。。。。ちょっと残念なのが 1ノブコンプレッサーとグループバスが無いことですが、YAMAHA MG82CX をサブにすれば、コンプレッサーが2本使えるし、サブグループとして使うことも可能です。ということで、出費にはかなりためらいましたが思い切ってポチッと注文しました。

もうひとつ、モノラル8本のミキサーにこだわったのには理由がありました。バンドの PA をやってみて、ミキサー周りのケーブルの取り回しが非常に煩雑になる事です。心無い一般の人や子供達が平気でケーブルを踏んだり、引っ掛けたりします。やっぱりマルチケーブルが必要と、カナレの MR202-8AT で 8Chマルチケーブル(10m)をオーダーメイドしました。メーカーは名古屋にある(有)デジコム、どうも YAMAHA と関係深い会社のようです。1本でも注文に応じてくれました。両端は XLR の先バラ50cmにしています。これをモノラル8本ミキサーとセットにすれば過不足なし。ミキサー周りがすっきりしますし、ステージまでの距離にも余裕がでます。

ということで、EFX8 は現在入荷待ちです。待っている間にマニュアルをしっかり読んでおこうと、HIBINO のホームページから日本語版をダウンロード。殆どは理解できたのですが、デジタルエフェクターの3つのパラメーター調整方法が詳しく書かれていません。32種類のエフェクトが使えて、其々に3つのパラメーターの既定値と調整範囲が記載されていますが、その調整方法がさっぱりわかりません。ちょっと不親切なマニュアルだと思いながら、本家SOUNDCRAFT のホームページを見たら英語版のマニュアルがありました。このマニュアル、驚く程きっちり詳しく書かれています。さすが信頼の SOUNDCRAFT ですね。マニュアルの出来をみれば、その品質の信頼性がよく解ります。日本語版で解らないことがあれば、英語版を読むことをお奨めします。

とりあえずは、EFX8 購入の経緯を紹介しました。現物が到着したらあらためて感想などを書いてみようと思います。乞うご期待。。。。

[EFX8 到着] 2014.05.23 追記

昨日 EFX8 が到着し、CD とマイクで早速音出しテストをしました。YAMAHA MG82CX と比べると、高音のきつさが抑えられて心持おとなし目の感じがしました。本番並みの大音量にしないと判らないですが、高音部がきれいになるような気がします。操作性は特に問題なく、ノブやフェーダーの配色も判りやすくすっきりしています。まあ使いこんでみての感想はまた別の機会にということにして、以下、思いつくままに撮った写真とコメントです。

自作ミキサーケース収納写真   まずは、自作のミキサーケースに入れてみました。縦サイズは測ったようにぴったり。横幅は余裕があるので、DIボックス2個、ワイヤレス送信機と受信機各2個がぴったり収まりました。
EFX8&MG82CX写真   ミキサーケースの蓋が斜め置きのミキサー台になっています。EFX8 と MG82CX を並べると、両サイド 4cm 程はみ出しますが、実用的には問題なしです。
このミキサー台を長机に置いて使うと、椅子に座ったままでミキサー操作が楽にでき大変重宝しています。
EFX8写真   前面から見た写真です。筐体は少し厚目の鉄板製で、重さも 4.6Kg とずっしりしています。
L, R の識別がしやすいように、L はグレー、R は赤のビニールテープを入出力端子やフェーダー部分に張り付けています。ラインケーブルにも両端に同様のテープを巻いているので配線がミスなく効率的にできます。
EFX8_EQ写真   イコライザー部分です。ミッドレンジが 150Hz から 3.5KHz まで周波数可変になっているのがうれしいですね。音質調整にかなり役立ちそうです。
EFX8_FADER写真   フェーダー部分です。ゼロラインを赤線で引きました。通常の使用条件は、標準で 0 と -5 の中間あたりになるよう、ゲインを設定することにしました。基本は 0 以上には上げないようにします。
上部にミュートスイッチがありますが、チャンネル毎の ON/OFF スイッチの代わりに使えるので便利な機能ですね。ミュートスイッチはFXリターンにも付いています。
EFX8_FX写真   Lexicon製のエフェクター部分です。32種類のエフェクトが選べます。3つのパラメーター調整ノブでパラメータ値を調整できますが、操作・表示ロジックを理解するのにちょっと苦労しました。
電源投入後、またはエフェクト番号変更後は、調整ノブの位置に関係なく赤いLEDが点灯します。これは既登録の設定値(購入直後は工場出荷時の初期値)が適用されていることを意味します。調整ノブを回すと一旦LEDが消えますが設定値の位置にくるとLEDが再び点灯します。この位置が現在登録されている設定位置です。
しかし設定値そのものは確認することはできません。あくまでノブの位置で確認するだけです。ノブの位置を変更してから登録するには、下の方にある「STORE」スイッチを3秒間押し続けます。これで次回以降、ノブの位置に関係なくLEDが点灯し、新しい設定値が適用されます。
結構解りにくいロジックですね。まあ初期値は変更せずにそのままにして、使用の都度必要に応じてノブを回すという使い方が無難だと思います。また、使用後はノブを「0」位置に戻しておくと勘違いが防げます。ということでとりあえずはデフォルトの設定のまま使用することにしました。
BANK A No.16 KARAOKE は、ディレイとリバーブのバランスがお店のカラオケに匹敵する効き具合でした。MG82CX の KARAOKE エフェクトに比べ格段に良いですね。
EFX8_裏面写真   裏面の写真です。こんな所に電源コネクターがあります。コネクターの左側端が電源スイッチです。電源接続、電源ON/OFF の時はミキサーをひっくり返さないといけないのでちょっと不便かな。。。。
ゴム製の足が両端にありますが、MG82CX と並べて自作ミキサー台に乗せると片側の足がはみ出るので、中央部に木切れを両面粘着テープでくっつけています。ちょっと格好良くないですが、あまり目立たないのでまあよしとしました。
貼られているラベルを見ると、MADE IN CHINA と書かれていました。うーん、サウンドクラフトといえども廉価モデルだから仕方ないですね。あんまり自慢しない方がよさそうです。

[その後 2014.09.22]
EFX8 は単独使用でも江州音頭の PA用途なら十分なチャンネル数ですが、更にチャンネルが必要な場合やサブ出力を別途イコライジングしたい場合などは、YAMAHA MG82CX または XENYX X1204USB と連携します。これらの接続方法については、こちら を参照してください。

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[PHONE出力→ミキサーSTライン入力の問題]

作成:2014年05月27日
追記:2014年06月03日

そもそも、SOUNDCRAFT EFX8 を購入するきっかけとなったのが XENYX X1204USB の不具合なのですが、メーカーの検査では他の個体と比べて特に異常はないとのこと。今日機械が送り返されてきました。早速、もう一度不具合の再現試験を行いましたが、やっぱり不具合は再現します。ということは、根本的に部品の設計が悪いということにもなり、この機種を使用している方も多いと思うのでもう少し現象を詳しく書くことにしました。

X1204USB のライン入力には、[+4dBu]/[-10dBV] 切り替えスイッチが付いています。PA・スタジオレベルの出力なら [+4dBu]、家庭用オーディレベルの出力なら [-10dBV] で入力すれば、適正なミキサーレベルになることを意味しています。ミキサーの標準入出力は +4dBu ですから、[-10dBV] で入力された信号はチャンネルフェーダー前段でミキサーの標準入出力レベルに合わせるために増幅される必要があります。理論的には (+4dBu)−(-10dBV)=(+4dBu)−(-7.8dBu)=約12dB ですから、12dB 増幅すればよいわけです。

で、再試験の状況は以下の通りです。音源は、家庭用の CDカセットプレーヤー(SONY CFD-S05)(所謂 CDラジカセ)で廉価な物ですが、PA に繋いでも結構使える音質です。今まで PHONE出力(ミニステレオ)を Vol4(Max Vol10)程度で YAMAHA MG82CX のステレオライン(標準 -10dBu)に入力して正常に動作していました。同じ出力条件で X1204USB の [+4dBu] に入力すると、入力レベルが低く十分な音量が得られません(まあ、当然のことですが)。そこで [-10dBV] で入力したところ、10分くらいは正常なのですが、まず Lチャンネルの音が出なくなり、やがて音が歪み、クリップランプが点灯して音が完全に出なくなります。一方、iPod の PHONE出力ではこの現象は全く発生しません。メーカー及びサウンドハウスさんの見解は、ミキサー入力側がライン出力を想定しているので PHONE出力の入力が正常に動作することは保証されていないとのこと。確かにライン出力と PHONE出力では、前者は電圧だけの処理を前提しているのに対し、後者は電流が流れることを前提にした出力なので、違いはあるのでしょう。

で。。。。何故 CDラジカセの PHONE出力が [-10dBV] 入力の場合に問題を起こすのかですが、、、、まず、出力側のレベルの問題かどうかを検討しました。チャンネルフェーダー 0dB、メインフェーダー 0dB でミキサー出力を最大で精々 -18dBu 〜 -12dBu に調整してもこの現象は発生します。従って異常は入力レベルが高すぎることによるものではないと言えます。今回の異常はすぐには発生せず、時間と共に異なった現象として発生していることから、電流が流れることによって生じる [-10dBV] の増幅段の発熱などによる異常現象ではないかという疑いです。まあ、増幅デバイスのことなど全く知らない私の勝手な憶測ですが。。。。

ただ、CDラジカセの PHONE出力をステレオラインに入力するPA現場は、田舎町の電気屋さんがやっているような場合によく見かけることですし、MG82CX では発生しないこと、X1204USB の [+4dBu] でも発生しないことなどを考え合せると、せっかく良かれと設計した [-10dBV] 入力仕様なのに、CDラジカセの PHONE出力が使えないというのはかなり大きな欠陥と言わざるを得ないように思うのですが、これはやってはいけない使い方なのでしょうかね。。。。

素人の身勝手な憶測での結論ですが、識者のご意見をいただければ幸いです。

[XENYX X1204USB の不可解な現象(その後)] 2014.06.01 追記

そもそも PHONE出力をミキサーのステレオラインに入力することは正しい接続かというと、これは明らかに好ましくない接続のようです。その理由は次の仕様データを見れば明らかです。

 機材種類CDラジカセ携帯CDP携帯Disc型ミキサー
メーカーSONYSONYAPPLEYAMAHABEHRINGERBEHRINGERSOUNDCRAFT
機種名CFD-S05D-NE241iPod ClassicMG82CXXENYX802X1204USBEFX8
PHONE出力出力インピーダンス(Ω)記載無記載無記載無100150150150
適合インピーダンス(Ω)16〜32163240 記載無記載無記載無
STライン入力入力インピーダンス(Ω) 10K20K20K65K
適合インピーダンス(Ω) 600記載無記載無記載無

PHONE出力の出力インピーダンスはミキサーの仕様を参考にすると、概ね 100〜150Ωです。CDラジカセや携帯CDP、iPod等もほぼこのレベルと推察できます。出力先の適合インピーダンスは 16〜40Ωで、これはヘッドフォーンのインピーダンスに相当します。

一方、ミキサーのステレオラインの入力インピーダンスは 10K〜20KΩ、SOUNDCRAFT EFX8 では 65KΩです。PHONE出力が期待している16〜40Ωに比べると桁違いに高インピーダンスですね。また、ミキサーのステレオライン入力が期待している出力側のインピーダンスは、YAMAHA MG82CX の値では 600Ωですから、PHONE出力の出力インピーダンス 100〜150Ωはちょっと低いですね。

決定的な問題は、PHONE出力が期待している受け側のインピーダンスに比べて、ミキサーの入力インピーダンスが桁違いに大きいということでしょう。PHONE出力は電力の出力なので (電圧 x 電流) を出力するわけですが、ミキサー側のインピーダンスが高すぎると殆ど電流が流れないので、俗っぽく言えば糞づまりが起こることになります。流れるべき電流が流れないと、出力側は無理に流そうとして無理に電圧を上げようとします。ミキサー側は、受け取れない電流を高い電圧で無理に送られるわけですから、出力側、入力側のどちらか、あるいは両方に異常が発生する可能性が高くなります。

と、まあ以上は入出力仕様から見た一応の理屈なわけですが、では実際にはどうなんでしょう。へたな理屈よりも、実証が何よりですよね。で、テストしてみたら以下のような結果になりました。

──────────────────────────────────
                 STライン入力(ミキサー)
──────────────────────────────────
            MG82CX XENYX802 X1204USB X1204USB EFX8
                      +4dBu  -10dBV
──────────────────────────────────
PHONE出力 CFD-S05    OK    OK    OK    NG   OK
      D-NE241    OK    OK    OK    OK   OK
      iPod Classic  OK    OK    OK    OK   OK
──────────────────────────────────

この結果をどう解釈するか。D-NE241 や iPod Classic の PHONE出力では、X1204USB の [-10dBV]入力でも問題がありません。これは出力側に何らかの工夫があって、無理に出力電圧を上げて電流を流そうとすることを防いでいると考えられます。CFD-S05 は安価な CDラジカセですからこの仕組みがないとみなせます。次に、CFD-S05 から出力しても、MG82CX、XENYX802、X1204USB(+4dBu)、EFX8 では問題が起きないのは何故かいうことですが、多分一般的にミキサーのステレオライン入力には予期せぬ電圧・電流が入力された時、ヘッドアンプが異常を起こさないように、それを防護する工夫がされているのではないでしょうか。PHONE出力を想定していないにしても、ヘッドアンプを安定して動作させるための安全弁として当然考えておいてよい対策だと思います。しかるに、X1204USB[-10dBV]入力にはこの安全弁が組み込まれていないのではないかということです。

上記はあくまで仮説なわけですが、それを前提にすれば X1204USB[-10dBV]入力は何らかの理由で異常な電圧・電流入力に対する安全弁を省略してしまったということでしょう。その理由がコストなのか、他の品質とのトレードオフなのか、はたまた単純な設計ミスなのかは解りませんが、他メーカー機種・条件ではこのようなことが無いわけですから、私としてはやっぱり欠陥であると主張せざるを得ませんね。まあ、電気回路のことは全く無知なのでとんでもない的はずれな主張かもしれませんが、私の常識に基づく結論です。

この問題をサウンドハウスさんの掲示板に投稿したところ、PHONE出力を正常なライン出力に変換する方法をアドバイスしてもらいました。それは、PHONE出力を BEHRINGER HD400 に繋ぎ、HD400 の出力をミキサーに繋ぐという方法です。HD400 はパッシブのトランスによるノイズゲートです。効果はばっちりでした。HD400 の出力インピーダンスは 600Ωですから、ミキサーのステレオライン入力適合インピーダンスにぴったり合致しています。まあ、これで CDラジカセを正しくミキサーに接続できるので安心ですね。始めにこの問題の原理と解決策が判っていたら、SOUNDCRAFT EFX8 は買わなかったかもしれませんが、まあ結果良しとしましょう。

[XENYX X1204USB の出番再考] 2014.06.03 追記

そんな訳で、X1204USB の不安は一応解消しました。ところで、EFX8 をメインミキサーにするとして、単独での使用ではサブSP(CSP10)の音質調整が独自に行えないという問題があります。GEQ を経由した信号はあくまでメインSP(EV ZX4)を前提にしたイコライジングが施されるので、同じ信号をサブSP に送ることになり、ZX4 と CSP10 では高音域と低音域のバランスが大きくことなるので、やはりサブSP の音質調整は独自にやりたいところです。X1204USB を EFX8 に連携すれば、サブ入力とサブ出力両方の機能が実現できます。EFX8 単独ではチャンネル数が足りず、かつサブ出力に独自のイコライジングを行いたい時に役立ちそうです。詳しくは こちら を参照してください。

で、ちょっと自作ミキサー台に並べてみました。

EFX8&X1204USB写真   ミキサー下部が段違いにずれてしまうのは、X1204USB の下部形状のためで、すこし恰好は良くないですが、実用的には問題はないでしょう。MG82CX と並べた時と同じく両サイド 5cm程 台からはみ出ますが、これも大きな問題ではないです。

さっそく音出しテストしました。音源は iPod、HD400 経由で X1204USB ステレオライン(CH5/6)[-10dBV]入力。X1204USB Main Out → EFX8 AUX RET − Main Out → DEQ1024(GEQ) → X1204USB CH7/8[-10dBV] − ALT3-4 Out → CP600(PW AMP) → CSP10 という流れです。出音は問題なし。これでサブSP の音質、音量ともミキサー側で独自にコントロールでき、快適な操作が可能です。ただ注意すべきは、[Mute & ALT3-4]スイッチを不用意に触って、OFF にしないことですね。

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[コンプレッサー/リミッター導入]

作成:2014年07月20日
変更:2014年12月04日

新規の機材導入は、もうおしまいと考えていたのですが、SOUNDCRAFT EFX8 でのマイク出力テストを繰り返しているうちに、コンプレッサー/リミッターがどうも必要だと思えてきました。江州音頭の PA を想定した場合、マイク入力は相当のダイナミックレンジとなります。自分で発声テストをすると、マイクに最接近して最大の声を出すと間違いなくクリップしてしまいます。かといってゲインやチャンネルフェーダーを標準より大きく下げたくはありません。高価なコンプレッサー/リミッターには手が出ませんが、BEHRINGER MDX4600 なら価格も手頃だし、4チャンネル仕様ですから有線マイク4本に適用できます。ふむ。。。これしかないかということで導入を決断しました。

で。。。早速使用条件を検討しました。コンプレッサー/リミッターに関する用語や使用方法については、サウンドハウスさんのマニュアルや、MDX4600 のマニュアルが入手できるので、基本的な事はそちらを参照していただくとして、過大なダイナミックレンジの音声をどのように適切なダイナミックレンジに圧縮するか、その設定条件を検討してみました。

まず、全体の信号処理の流れですが、EFX8 にはマイク入力のプリフェーダー(ゲイン調整・イコライジング後)信号を外部機器に出力し、処理された信号を再入力できるインサート端子が装備されています。また、メインミックス(MAIN FADER前)信号についても同様のインサート端子が装備されていて、メインミックスとモノ出力にインサート処理が反映されます。

コンプレッサーや GEQ、リミッターなどの信号処理をどの位置に挿入するかは、目的によって考え方が異なりますが、今回の場合は「過大なマイク入力信号を抑制して、適切なダイナミックレンジに調整する」ことが目的です。この場合、コンプレッサー/リミッターを作用させる対象を個々のマイク信号とするか、メインミックスとするかの選択肢があるわけですが、メインミックスに適用した場合、過大な入力信号はミキサー内の CH FADER、MAIN MIX などの処理プロセスを通過することになり、好ましくはありません。つまり、マイク入力のダイナミックレンの調整はチャンネル毎のプリフェーダー信号に対して行い、適正な信号レベルで以降のミキサー内信号処理を行うのが妥当だと考えました。機材の接続経路は以下のようになります。

マイク ⇒ EFX8(MIC IN → PRE FADER → INS OUT)
⇒ MDX4600(COMP/LIMITER)
⇒ EFX8(CH INS IN → CH FADER → MAIN MIX)
⇒ DEQ1024(GEQ/LIMITER)
⇒ パワーアンプ1
  パワーアンプ2

ただし、この方法には前提条件があって、コンプレッサー/リミッター調整後は、当然ですが CH FADER を 0dB 以上に上げたりしては意味がなくなるということです。つまり、コンプレッサー/リミッター調整後の CH FADER操作は原則マイナス側でしか使うべきではないということです。

次に、MAIN MIX信号に GEQ/リミッターを適用します。この場合の GEQ はあくまでハウリング防止に使うので、ここで特定周波数を増幅させることはありません。また、MAIN MIX信号には、マイク以外の信号や予期せぬ過大信号(ノイズやハウリング)が入る可能性があるので、もう一度リミッターを効かせます。

次に、適切なダイナミックレンジの上限はどのあたりかを決める必要があります。その基準のひとつとして EFX8 のレベルメーターから判断すると、CLIPランプが点灯するのが +10dB(+14dBu) なので、それより低い +9dB(+13dBu) が上限ということになります。一方 EFX8 MAIN OUT 後の DEQ1024(GEQ/LMITER) のリミッターは +9dBu が上限なので、MDX4600 の LIMITER も +5dB(+9dBu) に合わせました。

それでは、実際に MDX4600 でコンプレッサー/リミッターを作用させた時、信号レベルがどのように変化するか、具体的な数値でシミュレーションしてみます。

MDX4600 のコンプレッサー/リミッター機能で設定できるパラメータとシュミレーションに使用した値の範囲は以下のようになります。

Threshold(dB/dBu) :0/4, -3.3/0.7, -6.7/-2.7, -10/-6
Ratio       :2:1, 2.3:1, 2.7:1, 3.3:1, 4:1
Output(Gain)(dB)  :0, 1.7, 3.3, 5.0
Limiter(dB/dBu)  :5/9

<注>MDX4600 の各種調整ノブは 30分刻みのクリック付ですが、それ以上に細かく調整するのは実用的ではなく、おのずと設定値には制約があります。また、本体後部に OPERATING LEVELスイッチがあり、+4dBu と -10dBV のいずれかが選択できます。今回は PA 用途なので +4dBu を選択し、dBu=dB値+4dBu として、dB値を dBu に換算しました。

もうひとつ、シュミレーションの前提条件として、Ratio=2:1 で +4dBu入力 → +4dBu出力 となるよう、Output(Gain) を設定しました。
以下、シミュレーションの結果です。

コンプレッサーシミュレーション1
コンプレッサーシミュレーション2
コンプレッサーシミュレーション3
コンプレッサーシミュレーション4

上の図から解るように、Ratio が 2.3:1、2.7:1、3.3:1、4:1 では +4dBu入力に対して、出力は +4dBu より若干(αdB)下がります。+4dBu入力 → +4dBu出力 とするためには、Gain にこの差分(αdB)を加える必要があります。この補正を加えたものが下表になります(Ratio 4:1 は省略)。併せて、MDX4600 の設定ノブの目盛位置も表にしました。ただし、数値が表示されていない目盛位置の値は等間隔目盛とみなしています。

  コンプレッサーシミュレーション6

さて、どの条件を採用するのが妥当かということになりますが、適度な圧縮とダイナミックスの平準化を狙うとすると、Threshold=-6.7dB(-2.7dBu)、Ratio=2.3:1〜2.7:1、Gain=3.3dB〜5.0dB(薄橙)あたりが適当ではないかと考えています。当面 Ratio=2.7:1 Gain=5.0dB で運用していますが、ハウリングが出やすくなるようであれば、Ratio=2.3:1、Gain=3.3dB でも良さそうです。。

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[町内夏祭りを終えて]

作成:2014年08月25日

今年も町内夏祭りが終わり、春先から続いて来た江州音頭と PA の活動も一区切りというところです。昨年に比べると、メインミキサーの変更(MG82CX→X1204USB→EFX8)とコンプレッサーの追加が大きな変更点ですが、ミキサーの変更による音質の変化が結構大きいと感じています。この違いは住宅の部屋で聴く通常の音量ではあまり気にならないレベルですが、広い屋外で大きな音量で聴くとかなりの差として感じられます。特にボーカルマイクの音質に顕著に現れます。

結論的に言えば、BEHRINGER X1204USB の高音はかなりシャリシャリ感が強い気がします。SOUNDCRAFT EFX8 ではシャリシャリ感が全くありません。かといって高域が弱いという感じもなく、高域が綺麗というのが私の評価です。YAMAHA MG82CX はその中間で、適度にシャリ感があるものの耳障りにはならないレベルですね。私的には EFX8 の音質がもっとも良いように思います。まあ、概ね世間で言われている評価に近いようです。価格相応の音質と言ってしまえばそれまでですが、やっぱりミキサーはコストをかけただけのことがあると納得した次第です。

合せて使っている SP は EV ZX4 ですが、これは結構良い低音が出るので、今年の夏祭りのカラオケは音の良さで随分盛り上がりました。予想外の飛び入りが多数あって、後で聞くと、音が良いのでこれならいい喉を聞かせたくなったというカラオケ好きの方が飛び入りに参加してくれたようです。それに EFX8 のカラオケエコーの良さも効いているように思います。それからカラオケに使った伴奏音源・ビデオは MEDIACOM うた自慢(TKR301J) ですが、ホームカラオケにしては随分音質が良いので、屋外イベントでも十分使えることが判りました。ただし、2本あるアンバランスマイク入力の使用はお勧めできません。結構ノイズがあります。、、、また来年が楽しみですね。

参考までに今回のカラオケの機材構成を以下に示しておきます。

                            ┌─→メインSP(観客向け)
                            │
マイク(2)──→ミキサー⇔コンプレッサー  ┌───→パワーアンプ1
         ↑│           │
うた自慢(伴奏)──┘└──メイン出力──→GEQ──→パワーアンプ2
うた自慢(映像)──┐                  │
         │                  └─→モニターSP(演者用)
         ├─→10インチDVDモニター(演者用)
         └─→ 7インチDVDモニター(操作用)

ということで大した内容ではありませんが、とりあえず近況の御報告まで。

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[ミキサーの連携接続例]

作成:2014年09月23日
更新:2017年04月07日

現在手持ちのミキサーは SOUNDCRAFT EFX8、YAMAHA MG82CX、XENYX X1204USB の三機種ですが、目的・用途に応じて使い分けを想定しています。現状の機材をフル活用するという前提で、スピーカーの配置とミキサーの組み合わせを想定すると多様な組み合わせが可能です。しかし、今回は以前に掲載していた事例を一旦御破算にして、できるだけシンプルで汎用性の高い組み合わせを再考してみました。

ミキサー(EFX8)の出力系は全てモノラルで GEQ/Limiter 経由としました。また出力分岐にバランスYケーブルを採用し、配線経路をできるだけシンプルにしてみました。

以下は、現在のスピーカーとパワーアンプの機種です。
メインSP   :EV ZX4(15インチ) 400W(RMS)
サブSP    :CLASSIC PRO CSP10(10インチ) 250W(RMS)
パワーアンプ1 :YAMAHA P5000S(500W x 2)
パワーアンプ2 :QSC PLX1104(325W x 2)
パワードSP  :CLASSIC PRO CSP10P(10インチ/150W) and CSX10P(10インチ/550W)

[2015.08.08] 追記
カラオケ接続経路を経路図に加えました。カラオケ用ビデオモニターは演者用1台、オペレーター用1台、計2台を使用します。また、接続ケーブルの種類を追記しています。「TRS」は TRS-TRSフォンケーブル、「TRS-X」は TRSフォン-XLRケーブル、「X-X」は XLR-XLRケーブルです。

[2015.09.21] 追記
遠隔PwdSP の音の時間差を調整するため、BEHRINGER SHARK FBQ100 を追加し、DELAY LINE として挿入しました。

[2015.12.05] 追記
2.4GHzデジタルワイヤレスハンドマイクを1本追加し、常用有線マイクは3本にしました。ワイヤレスヘッドセットマイク2本(B帯)使用時でも、MC等にデジタルワイヤレスハンドマイクが使えるので、応用範囲が広がります。また、配線作業を間違いなく効率的に行えるよう、配線順を番号付けしてルーチン化するようにしました。

[2017.04.07] 追記
今年も地域の春祭りが近づいてきました。例年、宵宮のイベントで音響を頼まれているので、3か月ぶりに機材の出音テストを行ったところ、なにやら、XENYX X1204USB の AUXボリュームを触るとガリノイズが発生します。何度かボリュームを触っている内にガリノイズは治まったのですが、一抹の不安が残ります。

XENYX X1204USB を導入したのは 2014年の初めですから未だ3年しか使っていません。BEHRINGER の機械はそんなものなのでしょうかね。補助出力用ミキサーとして XENYX X1204USB は重宝していたのですが、使えないとなると YAMAHA MG82CX を使うしかありません。ただ、YAMAHA MG82CX では1系統の補助出力の音量と音質しか調整することができません。

で。。。。色々と思案した結果、2チャンネルの 15BAND GEQ DBX215S を導入することにしました。価格も手頃だし、信頼性も BEHRINGER よりは高いだろうと期待しての決断です。補助出力機材として MG82CX + DBX215S を使えば、3系統の補助出力の音量調整と2系統の補助出力の音質調整が可能になるので、手持ちのスピーカーがフル活用でき、大変心強いです。連携方法を CASE-5 として以下に記載しますが、これが一番汎用性のある連携方法ですね。

CASE-5. EFX8+MG82CX(補助出力)+DBX215S(補助出力)

PAレイアウトEMD

CASE-1. EFX8単独使用

ミキサー入力系は、有線マイク3本、ワイヤレスマイク3本、電気楽器2本、ステレオ入力2本なので、通常のイベントなら不足はありません。SP出力は、メインSP(400W x 2)、Pwdモニター(550W x 1)、サブSP(250W x 2)が使えます。ただし、Pwdモニターに本来のモニター出力(AUX1)を使うか、メインSP と同じ MAIN MIX(MONO)出力を使うかは、オペレーション中に出音を止めて、コネクターを差し替える必要があります。メインSP 以外の音量調整はパワーアンプ側で行います。またメインSP 以外の音質調整は個別にはできません。簡便な PA向きの構成です。

PAレイアウトE

CASE-2. EFX8+MG82CX(補助出力)

CASE-1 に MG82CX を補助出力として追加した例です。SP出力は、メインSP(400W x 2)、Pwdモニター(550W x 1)、サブSP(250W x 2)に加え遠隔PwdSP が使えます。EFX8 MONO 出力を MG82CX CH2 に入力し、FX OUT と MAIN OUT、MON OUT から出力します。これで、全ての出力系の音量調整をミキサー側で個別に行うことができます。ただし、Pwdモニターに本来のモニター出力(AUX1)を使うか、メインSP と同じ MAIN MIX(MONO)出力を使うかは、CASE-1 と同様オペレーション中に出音を止めて、コネクターを差し替える必要があります。

PAレイアウトEM

CASE-3. EFX8+X1204USB(補助出力)

CASE-1 に X1204USB を補助出力として追加した例です。SP出力は CASE-2 と同じです。モニター出力(EFX8 AUX1)を X1204USB CH2 に、MAIN MIX(MONO)出力を CH3、CH4 に入力し、CH2 と CH3 は AUX1 からどちらかを出力します(MAIN MIX へは MUTE)。これによって Pwdモニターに EFX8 AUX1出力を使うか、MAIN MIX(MONO)出力を使うか、オペレーション中の切り替えが容易にできます。また X1204USB CH4→MAIN MIX の LR出力を個別に調整することで、サブSP と遠隔PwdSP の音量調整が個別に行えます。今回の事例中で最も汎用性の高い使い方であると思っています。

PAレイアウトEX

CASE-4. EFX8+X1204USB(補助入力・出力)

CASE-1 に X1204USB を補助入力・出力として追加した例です。X1204USB の CH1-3、ステレオ入力2本が追加入力として使えます(X1204USB ALT3-4→MON出力→EFX8 RET入力)。EFX8 の入力チャンネルが足りない時に使いますが、まあほとんど必要になることは無いでしょう。Pwdモニターに本来のモニター出力(EFX8 AUX1)を使うか、メインSP と同じ MAIN MIX(MONO)出力(X1204USB CH4→AUX1)を使うかは、 CASE-2 と同様オペレーション中に出音を止めて、コネクターを差し替える必要があります。またCASE-3 同様 X1204USB CH4→MAIN MIX の LR出力を個別に調整することで、サブSP と遠隔PwdSP の音量調整が個別に行えます。

PAレイアウトEXR

最後にちょっと補足です。CLASSIC PRO CP1200 の出番がなくなってしまいました。うーん、CP1200 は重さが P5000S の倍ですから。。。。とは言えその内また出番があるかもしれません。P5000S は消費電力がかなり少ないので(Wメーターでは、CP1200 の半分〜2/3程度)、これだけの機材を 1500W電源 1本で使うのには安心です。音質は良く言えば歪感が少なく綺麗な音、悪く言えばややおとなし目でパンチ力が若干不足という感じです。

[2015.09.21] 追記
CLASSIC PRO CP600 も 夏場の熱対策として、冷却性能の高い QSC PLX1104 に置き代りました。これで、パワーアンプ系は CLASSIC PRO の出番がなくなってしまいました。うーん。。。機材を眠らせておくのはもったいないのですが。。。だれか欲しい方いないでしょうか。

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